ロータリーの基本理念

ロータリアンが一体となり、スキルと情熱をもって地域社会に変化をもたらしてきたロータリーの100年以上の実績は、世界中のロータリアンの誇りを高めてきた。ロータリークラブと地区は、ロータリーの使命を遂行し、ロータリーが受け継いできた職業人精神と奉仕の歴史を理解するために、ロータリーのガバナンス(組織統治)に関する資料に加え、ロータリーの基本理念と価値声明に通ずるべきである。以下は、ロータリアンおよびロータリークラブがロータリーへの関与と参加の意欲を高めるために用いる価値声明と理念である。

国際ロータリーの標語

「超我の奉仕」(Service Above Self)および「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」(One Profits Most Who Serves Best)が、ロータリーの公式標語である。「超我の奉仕」がロータリーの第一標語である(ロータリー章典34.080.、50-11、51-9、 89-145、01-678、04-271、10-165)。

国際ロータリーの使命

国際ロータリーの使命は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、人びとに奉仕し、高潔さを奨励し、世界理解、親善、平和を推進することである(ロータリー章典26.010.1)。

ロータリー財団の使命

ロータリー財団の使命は、ロータリー会員が、人びとの健康状態を改善し、質の高い教育を提供し、環境保護に取り組み、貧困をなくすことを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることである(ロータリー財団章典10.020.)。

中核的価値観

ロータリーは、ロータリー戦略計画の一環として2007年に中核的価値観を採択し、これら五つの価値観がロータリアンとしての基本的な特質であることを理解している。採択以来、中核的価値観は理事会によって再確認され、世界中のロータリアンから強く支持されている(ロータリー章典26.010.2.)。

国際ロータリーの中核的価値観

  • 親睦
  • 高潔性
  • 多様性
  • 奉仕
  • リーダーシップ

参照:2022年手続要覧